気持ちを汲むということ
注射が怖くて泣いている子どもに
「怖くないから」とか
「痛くないから」となだめずに
「注射が怖いんだね」とか
「痛いのが嫌なんだね」と
気持ちを汲んであげるんです。
すると、とりあえずは
「気持ちをわかってくれた♪」
と少し安心します。
カウンセラーが普段使っている
基本的なテクニック「傾聴」です。
それを自分の心に対して行う
それがマインドフルネスなのです。
不安や恐怖を感じている時に
歯を食いしばって
「こ、怖くないぞ!」
と自分に言い聞かせるのではなく
自分は今、恐怖を感じているんだ
と自覚すると
その恐怖から一歩引いて
その恐怖を俯瞰する立場からの
冷静な視点を取り戻せます。
子供が「わかってもらえた♪」
と少し安心するのと一緒です。
悲しみ、怒り、嫉妬などの
ネガティブな感情もまた同様です