<つらい時は過去形で語る>

<つらい時は過去形で語る>

大切なものを失って悲しみ

失いそうだと不安になり

奪われて怒るのは当たり前です

その感情は消せません

私たちができることは

そのネガティブな感情に

巻き込まれないようにすること

「大切なものを失った」
→悲しみ、喪失感→過去に関する

「大切なものを失いそうだ…」
→不安、恐怖→未来に属する

「大切なものを奪われた!」
→怒り→現在にかかわる

それぞれ別の感情ですね。

あなたの今の感情はどれに近い?

または混在していますか?

どっちにしてもやることは一緒ですが

しっかりと区別できてないと効果は半減

さあ、やってみましょう

1)
「私は悲しみを感じている」
「私は不安を感じている」
「私は怒りを感じている」
とつぶやいてみる。

2)
「私は悲しみを感じていた」
「私は不安を感じていた」
「私は怒りを感じていた」
と過去形にしてみる。

3)
「(自分の名前)は悲しみを感じていた」
「(自分の名前)は不安を感じていた」
「(自分の名前)は怒りを感じていた」
と三人称過去形にしてみる。

たとえば私が秋の夜、

ふとさびしさを感じたとします。

「ひでおは寂しさを感じていた」

そうつぶやいて

その寂しさを感じている自分を

一歩引いて客観的に観るように

意図的に努力してみるのです。

感情が出ているときに

リアルタイムでつぶやいて下さい

感情に巻き込まれ、
あたふたするのか

感情に巻き込まれて
あたふたしている自分を
客観視することができるのか

そこが鍵になります。